ゴウ:夏休み中のみなさん、こんにちは!子どもテレフォン相談室の時間です。
ナオ:なんで一部英語なのか分かりませんけどね。なんかみのさんとか出そうですけど。
ゴウ:「子どもテレフォン相談室」…この放送は、NHKの「こども電話相談室」の許可を得ずに放送しております。
ナオ:無許可なんですか?無許可でもどき番組やってるんですか?
ゴウ:早速、本日質問に答えてくださる先生方をご紹介します。
まずは、昆虫博士の異名を持ち、現在は昆虫博物館の館長でいらっしゃる、七島先生です。
ナオ:はい、よろしくお願いします。
ゴウ:………以上です。
ナオ:…ねえ、一人っておかしいですよね?なんか今日、スタジオやたらスペースあるなとは思ってたんですけども。
普通、いろんな分野の先生が揃って、子どもたちのいろんな質問に答えるものじゃないんですか?
ゴウ:なんですけども…オファーした先生、みなさん別の仕事ががあるということで断られました。
ナオ:もう少しがんばりましょうよ!
ゴウ:なんか「こども電話相談室」に出演するとかで。
ナオ:本家に取られてる!そりゃもどきよりはそっちに出ますわ!僕、本家からオファー来なかったけど!
ゴウ:NHKの方がギャラがよかったということで……
ナオ:やめなさいって子どもが聞いてるのに!ギャラがいいってうらやましいなこのヤロウ!
ゴウ:ちょっと先生の金銭欲が垣間見えましたけどね、今日は七島先生にすべての質問を答えていただくことになります。よろしくお願いします。
ナオ:…え、あ、ある程度のことならがんばります……できれば昆虫の質問、お願いしますね!
ゴウ:「子どもテレフォン相談室」…この放送は、NHKの「こども電話相談室」の裏番組として放送しております。
ナオ:なんで同じ時間やっちゃうんですか!ただでさえ劣化版みたいなのに!
ゴウ:では、質問もちょろちょろ来てるので、最初いきましょうか。もしもしー?
「もしもしー」
ゴウ:学年とお名前をお願いします。
「2年生の、野久保直樹です」
ナオ:なんか羞恥心と名前被ってる!
「はい、よく言われます」
ナオ:よく言われるんだ。
ゴウ:では質問をどうぞ。
「えっと、お日さまは、どうしておそらに浮いているんですか」
ナオ:…いきなり専門外来たよ!
ゴウ:では七島先生、答えをどうぞ。
ナオ:え、えーっと……そうだね、なんで浮いてるのか…不思議だよねー。
うーん……宇宙には重力がないから、じゃないかなあー。
「え、重力がないのが、なんで浮いているんですか」
ナオ:えーっとだね、えーなんでだ……
ゴウ:…はい、先生の解答がフワフワ浮いていたということでね。
ナオ:なんだそのまとめ方!
ゴウ:直樹くんどうもありがとうー。
「ありがとうございましたー」
ナオ:いいの?いいの、これで?
ゴウ:続いて参りましょう、もしもしー?
「もしもしー」
ゴウ:学年とお名前をお願いします。
「1年生の、上地祐輔です」
ナオ:また羞恥心被りやん!何この微妙な奇跡!
「はい、よく言われます」
ナオ:言われるんだ。
ゴウ:では質問をどうぞ。
「えっと、どうしてお日さまはあんなにまぶしいんですか」
ナオ:また専門外だよ!しかも天文攻めの太陽攻めって!
ゴウ:先生、答えをどうぞ。
ナオ:えーっ………なんか、燃えてるんじゃないかな…
「なるほど、中心部における原子核反応から得られたエネルギーにより発光するんですね、よくわかりました」
ナオ:お前知ってるやん!あれか、バカなふりして実は賢いって、そこもおバカタレントと被ってるんかーい!みたいな感じか!
ゴウ:…はい、先生のツッコミは太陽のようには輝けないということでね。
ナオ:うるさいよ!それにな、昆虫の話してるときならすっごい輝いてるわ!もう燦々と!
ゴウ:祐輔くんどうもありがとうー。
「ありがとうございましたー」
ナオ:何しに電話してきたんだよこいつ!……次3人目か、もしかしてつるのが来るんじゃ…よし、羞恥心来い!
ゴウ:では次参りましょう。もしもしー?学年とお名前をどうぞ。
「2年生の、野久保直樹です」
ナオ:さっきのやつじゃねえか!羞恥心来いとは言ったけど!お前もう質問したろ!
ゴウ:では質問をどうぞ。
「お日さまは、どうしておそらに浮いてるんですか」
ナオ:さっき聞いたやつだよしかも!………おい、なんで同じ子と電話つないだんだよ!
ゴウ:いや、電話番号の数字の並びがよくて、つい…
ナオ:どこで判断してんだよ!バカかお前!
ゴウ:…バカじゃありませんー。私にはちゃんと、つるの剛士という名前があるんですー。
ナオ:お前がつるのかい!こんなとこで羞恥心そろうのかよ!!
ゴウ:はい、よく言われます。
ナオ:もういいよ言われるとか!
「それで、どうなんですか。」
ナオ:え、えーっとね……わかりません。ごめんね…
ゴウ:…これがホントの“羞恥心”というわけですね、先生。
ナオ:さっきからちょいちょい上手いこと言わなくていいよ!
もう、別な子に質問させてあげてくださいよ……しかも昆虫の質問、1個も来ないじゃないですか!
ゴウ:いや、次はたぶん虫の質問ですよ。
ナオ:ホントかよ…
ゴウ:…もしもしー?学年とお名前をどうぞ。
「1年生の、上地祐輔です」
ナオ:こいつもさっきのやつだよ!!なんでまた繋いじゃったのよ!
ゴウ:いや、電話番号が6464になってたもんで。
ナオ:ムシムシってか!そんなとこで虫要素いらないから!別な子に繋げ!
ゴウ:はいはい……もしもしー?学年とお名前をどうぞ。
「2年生の、野久b
ナオ:3回目だよ!野久保3回目だよ!!なんなんだよこの野久保上地ローテーションは!
ゴウ:いや、やっぱ電話番号の並びが……
ナオ:またそれか!どんだけその並び好きなんだよ!
ゴウ:だって666-333ですよ!…666-333ですよ!?
ナオ:…分からんわ!そんなに魅力感じねえよ!
ゴウ:流れるような6・3美。
ナオ:そんな「曲線美」みたいに言われても!……もう、だから他の子にかけなさいって。そして昆虫の質問が1個も来てねえ!
ゴウ:大丈夫です、次は絶対昆虫来ますよ!
ナオ:自信あるのかホントに…
ゴウ:次は電話番号、38-38-38の子に繋ぎますから!
ナオ:ミツバチ・ミツバチ・ミツバチって!どっかで聞いたことある!
ゴウ:もしもしー?学年とお名前をどうぞ。
「3年生の、昆虫 好男です」
ナオ:こんちゅうすきお!むっちゃ昆虫の質問来そうだわ!
ゴウ:では質問をどうぞ。
「どうしてお日さまは…」
ナオ:って結局お日さまかこの野郎!!こんだけ期待させておいて!
ゴウ:子どもを攻めないでくださいよ先生。また偶然、昆虫の質問が来なかっただけじゃないですか。子どもに罪はないですよ。
ナオ:そうだけども……ここまで続くと意図を感じるというか………
ゴウ:いやいや。先に子どもの質問を受けておいて、それから放送の方につなげてますけど、別に意図的ではないですよ。
ナオ:……それって、先に質問、分かってるってことですか?
ゴウ:そうですけど。
ナオ:なら意図的としか考えられねえよ!こんなに太陽関連の質問が続くわけないでしょうよ!
ゴウ:いやいや。質問に答えられない先生の姿を見て楽しんではいますけど、別に意図的では……
ナオ:確信犯だよもう!……あー、もう質問くださいよ。何とか答えますから!
ゴウ:そうですね、中断しちゃいましたからね。えーと………あれ、繋がらない。
ナオ:…どうしたんですか。
ゴウ:………あーなるほど。ずっと電話代を払ってなかったせいで、回線を止められました。
ナオ:なにしてんだよこの番組!どうすんだよ!
ゴウ:まあ、質問は受けてるんで、それに直接答えていきましょうか。
ナオ:……答えられる質問にしてくださいよ、もう。
ゴウ:それでは第3位!
ナオ:なんで急にランキング形式だよ!何それ、多かった質問みたいな感じですか。
ゴウ:いや、電話番号の並びのよさを基準に……
ナオ:またそれかよ!お前の主観もいいとこだよ!多かった質問とかにしてくださいよもう……
ゴウ:じゃあそうしますよ……まず、「どうしてお日さまはおそらに浮いているのですか」。
ナオ:どんだけその質問多いんだよ!いじめか!
ゴウ:それから「どうして先生は本家の方にオファーされなかったんですか。」
ナオ:知らないよ!逆に知りたいわ!
ゴウ:それは、昆虫への愛情はあるものの知識が伴ってなく、空回りして……
ナオ:お前が答えるんかい!そんな冷静に分析しないで!
ゴウ:そして最も多かった質問は、「どうしてカブトムシは自分より大きな相手を投げ飛ばせるのですか。」
ナオ:昆虫の質問、来てるじゃねえか!…よし、張り切って答えるぞー。まずカブトムシというのはね………
ゴウ:……そうこうしているうちに、もうすぐ放送が終わるそうです!
ナオ:一番いいところでこのヤロウ!!なんだよもう!……しかもまだ放送終わる時間じゃないでしょうよ。
ゴウ:いえ、あの……放送局ジャックして放送していたせいか、もうすぐ止められるそうです。
ナオ:そこも無許可かよ!!潰れろこの番組!!
ゴウ:それでは最後はこの曲でお別れします。羞恥心で、「泣かないで」。
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