バニーガール

漫才/2013年1月を振り返る



爽雄 爽雄です。
 
陽子 陽子です!二人合わせて・・・
 
二人 バニーガールでーす!!
 
陽子 よろしくお願いしまーす!私、陽子と、隣の爽雄くんの二人でやってるので、ぜひ覚えてくださいね!
 
爽雄 そうですね。それにしても月日の流れは速いもので、2013年ももう残り11カ月ですよ。
 
陽子 なんか言い方のせいで伝わりづらいけどそうだね。あっという間に1月も終わりですよ。何か印象に残ったこととかある?
 
爽雄 やっぱり、年明けの箱根駅伝が盛り上がりましたよね。
 
陽子 そうだね。日本体育大学が26年ぶりの優勝を達成しましたね。
 
爽雄 箱根駅伝は見ていて感動しますけど、各区間で見所が違うのが面白いところですよね。
 
陽子 確かに、2区はスピード勝負、5区の山登り、6区の山下り、8〜9区あたりのタスキリレー、そして10区の順位争いと色々だよね。
 
爽雄 逆にいえば、そのほかの区にももっと注目を集める要素を取り入れるべきだと思うんですよ。
 
陽子 新しい要素?例えば何?
 
爽雄 例えば、4区は四つん這いでタスキリレーするとか。
 
陽子 死ぬわ!なんでそんな走り方を求めるのよ!?
 
爽雄 4区だけに4輪駆動で。
 
陽子 しょうもない!そんなダジャレで過酷な状況に追い込むなよ!
 
爽雄 8区は街頭にいる人を叩き切りながら言ってもらいます。これは英語のhackからきています。
 
陽子 自分で説明しちゃった!って言うか今度はより悲惨だわ!警察沙汰!
 
爽雄 こんな4区と8区じゃあまさにランナーは四苦八苦しちゃいますね。
 
陽子 今日2回目のしょうもない!それが言いたかっただけだろ!
 
爽雄 でも、来年から早速採用らしいですよ。
 
陽子 何の嘘だよ!絶対にされたないから信じちゃだめですよ!
 
爽雄 嘘つきは新年の始まりって言うじゃない。
 
陽子 どんな生活送ってきたの!?始まるのは泥棒だから!嘘ついても年は明けないから!
 
爽雄 そういえば、結果もさておき、順天堂大学のゴール後のパフォーマンスが話題を呼びましたね。
 
陽子 そうそう。ゴール後倒れこむ選手も多い中、ジョジョの奇妙な冒険に出てくる独特なポージングを決めていましたね。
 
爽雄 いわゆるジョジョ立ちですね。
 
陽子 あれだけ走った後にまだまだ余裕があったのが驚きだよね。
 
爽雄 俺たちにできないことを平然とやってのけるッ!
 
陽子 ・・・そこにシビれる!
 
爽雄 ・・・やはり箱根のランナーのスタミナはすごいですね。
 
陽子 あこがれるゥ!って言えよ!せっかく乗ったのに!
 
爽雄 いや、あんまり二人だけで盛り上がったところで何にもならないじゃない。
 
陽子 じゃあジョジョの名言言ってくるなよ!!
 
爽雄 厳しい練習に耐えて、ようやくスタンド使いになったわけですね。
 
陽子 スタンド使いではないだろ!練習は厳しいだろうけど。
 
爽雄 厳しい練習と言えば、部活中の体罰が問題になっていますよね。
 
陽子 確かにそうだね。部活動の顧問の先生が、部員に対して指導という形で手をあげてしまうっていう事例が多いみたいで。
 
陽子 やっぱり、体育会の部活の指導は厳しいものかもしれないけど、それが行き過ぎると大きな問題になりますよね。
 
爽雄 こういう体罰があったりすると、家族が学校側を訴えたりするんですよ。
 
陽子 肉体的、精神的に傷を負ったってことだね。
 
爽雄 ただ、今後は優秀な弁護士が学校側について、逆に生徒側を訴えてくるっていうこともあるかもしれないですね。
 
陽子 え?逆告訴とかするかな?
 
爽雄 だから、学校側がお宅のお子さんの顔を殴ったせいで、うちの学校の教員が右手の骨を複雑骨折してしまったので、傷害罪で訴えます。
 
陽子 いや、無理があるだろ!お前が殴らなきゃあ生徒も怪我しなかったし、骨も折れなかったわ!
 
爽雄 教師の私がチョークも握れないとは、仕事になりません。
 
陽子 何ほざいてんだよ!
 
爽雄 つまり、生徒の顔面が凶器だったということで。
 
陽子 それだと話変わってくるだろ!名誉棄損でまた新たな裁判沙汰に発展しそう!
 
爽雄 まさに骨折り損のくたびれ儲けですな。
 
陽子 それが言いたかっただけだろ!しょうもない3回目!
 
爽雄 世間的には体罰と指導の分かれ目があいまいだという意見も多いですよね。
 
陽子 それを愛の鞭ととらえられる子もいれば、繊細な心の子もいますから、正解は生まれないんじゃないかな?
 
爽雄 でも、殴られた子供がその経験を活かすなんて難しい話だと思いませんか?例えば、自分がある試合の大事な局面でミスをしてしまって、試合後に監督に殴られたとしたらどう思う?
 
陽子 そりゃあ落ち込むよ。場合によっては泣いちゃうかもしれないよね。
 
爽雄 また別の試合で同じようなシチュエーションになったときに、「ミスをしたらまた殴られる」と思って、縮こまってしまう可能性があるじゃないですか。
 
陽子 確かに、消極的になってしまうかもしれないですよね。「今回は決めてやる!」って思える子供だけじゃないからね。
 
爽雄 そうそう。これじゃあ試合の楽しさとかが分からないままですよ。他にも「ミスをすればまた殴ってもらえる」とか思ってる子供もいるかもしれないし。
 
陽子 ん!?そいつはまた別の問題抱えてない!?
 
爽雄 案の定ミスして、殴られて満足するようなやつとは一緒の部活やりたくないでしょ?
 
陽子 何の話だよ!?途中まで結構いい話だったのに!
 
爽雄 そういうのは大人になってからそういうお店でしてください。
 
陽子 いらない心配だ!
 
爽雄 そんな中、元プロ野球選手の桑田真澄さんのコメントが注目を集めていますね。
 
陽子 そうそう。体罰は安易な指導法と、厳しく批判してるんだよね。
 
爽雄 桑田さんも学生時代は指導の中で体罰を受けたけど、体罰を受けなかった高校時代が1番選手として成長したということですね。
 
陽子 そういった指導で選手の目がつぶれるっていう可能性も指摘しているよね。
 
爽雄 まあ、桑田選手が一流になったのは、高校時代に体罰を受けなかったからだけじゃなくて、血のにじむような練習と努力をしてきたからだけどね。
 
陽子 まあ、そうだよね。
 
爽雄 逆に、この話を聞いて「俺が上手くならないのは先生に殴られているからだ!将来プロになれないよ!」って考えるのだけはやめましょう。体罰を受けてても一流になる人はなるし、受けなくなったからと言って飛躍的に技術が向上するわけじゃないんですから。
 
陽子 捻くれてるなあ!そこまで否定的になる意味が分からないよ!
 
爽雄 一方で元プロ野球選手の長嶋一茂さんは体罰に愛を感じていたと、擁護するコメントを残していますよ。
 
陽子 人によって考え方は違うからね。
 
爽雄 桑田と一茂か・・・この二人の意見を踏まえると、体罰は絶対廃止すべきだと。
 
陽子 いやいやいや!今の決め方完全に選手の経歴で判断しただろ!?
 
爽雄 説得力が違うよね。巨人の一時代を担ったピッチャーと・・・うん。
 
陽子 なんてこと言うんだよ!?一茂さんも立派なプロ選手だったわ!
 
爽雄 あと、個人的に気になったのが、ネット上のフリー百科事典ウィキペディアに架空の戦争が記事として5年間も載っていたっていうのですね。
 
陽子 そういうことってあるんだね〜。
 
爽雄 ビコリム戦争っていう戦争が1640年に勃発したっていう記事があったのですが全てが嘘だったんですよね。
 
陽子 やはり誰でも記事の内容を編集できるから、真っ赤な嘘の記事が掲載されても本当か嘘か判断する人がいないんですよね。
 
爽雄 僕もこの間このニュースを見て気になったから、ビコリム戦争をウィキで調べたんですよ。
 
陽子 あ、そうなんだ。でも、嘘って分かった後だったから記事も消えてたんじゃないの?
 
爽雄 それが、ちゃんと記事が載っていて、「ビコリム戦争とはウィキペディア英語版に2007年から2012年の間、史実として掲載されていた虚構記事」っていう記事で載ってたんですよ。
 
陽子 別の形で残った!
 
爽雄 やっぱり、戦争の傷跡っていつまでたっても消えないものですね。
 
陽子 そういう意味じゃないだろ!っていうかその戦争自体なかったんだから傷一つ負ってないって!
 
爽雄 虚構記事は頭の痛い話ですよね。僕らもネタ作りをする際にネット上の情報を頼る時もあるので、結構死活問題ですよ。もしかしたら漫才が成り立たなくなるかもしれないですね。
 
陽子 え?そんなに大問題に発展するかな?
 
爽雄 例えば、箱根駅伝をネット検索したら、「四つん這いで走ったり、観客を叩き切りながら走る、新年を祝う慣例行事である」って書かれてたら僕のボケは成立しないわけですよ。
 
陽子 何その記事!?祝い事の要素もないし!ただひたすら人が血だるまになるだけだわ!
 
爽雄 「今年で20周年を迎えた。」
 
陽子 歴史浅いな!っていうか日体大が26年ぶりに優勝したのにおかしくなるだろ!私が間違えたみたいになる!
 
爽雄 「ジョジョ立ちとは、ジョジョの奇妙な冒険の登場人物が、腰を極端にひねりを加えたり、奇矯な手足の動きを加えた独特なポージングのことである。」
 
陽子 何でジョジョ立ちは正確に書いてあるんだよ!?
 
爽雄 あと、「桑田選手は2軍生活が大半だった」とか、「一茂選手は父である茂雄選手を超える選手だった」とか書かれてたら世論も体罰を斡旋していくでしょう。
 
陽子 そんなことはない!人のバックボーンだけでその問題は測れないって!
 
爽雄 もっとひどくなったら、ビコリム戦争は1640年から1641年にかけて、ポルトガルとマラー他王国がインドのビコリム地方で衝突した戦争のことと言う虚構の記事ということが嘘という記事が出てくるかもしれないですよ。
 
陽子 嘘にかぶさった本当を嘘で潰そうとしている!もはや目的が分からないよ!
 
爽雄 嘘は戦争の始まりですね。
 
陽子 その言葉が嘘じゃん!もういいよ。
 
二人 どうもありがとうございました。

 

〜採点結果〜

最高 最低 標準偏差 お気に入り 採点人数 平均
78 30 15.26
 
8名 55.63



〜詳細〜


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