エバーグリーン

コント/キャリスマ刑事 悦楽編



城野刑事:・・・・・・・先輩、この倉庫に今回の事件のマル被の一人である大崎が居るんですかね?
 
キャリスマ刑事:わからないが、とりあえず調べてみるしかなさそうだな。
 
城野:わかりました、では行きましょう!
 
キャ:まぁそうあせるな。いいか?今回の事件は最低でも二人以上の犯人による連続婦女殺人事件で、さらに銃を用いて行われている。
もしも大崎がホンボシなら、うかつに動いたら撃たれるぞ。
 
城野:すいませんあせっちゃって。自分、こういう場面は初めてですので。
・・・・・でも、勝手に捜査しちゃっていいんですか?この事件、上は捜査打ち切ろうとしてますけど。
 
キャ:・・・・あのな?例え上の命令でも、この世の悪を見過ごしてはならない。それが・・・・・キャリスマ刑事だろ?
 
城野:キャ、キャリスマ?・・・・・なんですかそれ?
 
キャ:キャリスマって言うのは、刑事の中でとても優秀で勇敢で、悪を見過ごすことの出来ない強い正義感を持ったウルトラ刑事のみ自称してよい称号なのだ凄いだろう!
 
城野:じゃあ先輩名乗っちゃダメじゃないですかしっかりしてくださいよ!
 
キャ:それもそうだね!いっけね!うっかりしてた!・・・・・・・・あとで反省文5枚な?
 
城野:うぃーす
 
キャ:しかし何で上は捜査を打ち切ったんだろうな?こんな危険な事件放っておいて良いはずがないだろう?
 
城野:さぁ?どうしてでしょうね。
 
キャ:もしかして?キャリスマな俺に手柄を取られるのが怖かったとか!?ウヒャヒャウヒャ!ありうるぞ!ありうる!ウヒャウヒャヒャ!
 
城野:流石だ!殉職して欲しい刑事ランキング7年連続一位の先輩らしいっす。
 
キャ:・・・・え!?まず何そのランキング!?どこ調べ!?まさか犯人!?
・・・・やっぱりそうだよなー・・・俺検挙しまくってるから向こうからは恨まれてても・・・
 
城野:警察関係者向けアンケートです。
 
キャ:あ、身内に嫌われてんだ俺・・・・ふぅ、そういうの一番クるなぁ・・・
 
城野:大丈夫です!私も警察官になってからずっと2位なんで。
 
キャ:・・・・・・・今度2人で飲みにでも行くか
 
城野:ぜってーヤダ
 
キャ:反省文5枚追加な?
 
城野:うぃーす
 
キャ:・・・しかし俺、嫌われてるのかよ・・・
 
城野:え!?まさか気づいてませんでした!?あんなに露骨に嫌われてたのに。
 
キャ:そんな嫌われてた俺!?
 
城野:ええ。先輩の同期の冷血先輩なんて先輩のことをゴキブリを見るような目で見てましたよ?
 
キャ:え!?マジで!?
 
城野:ええ、あの性格冷たすぎて冷血刑事ってみんなから呼ばれてるのにスタンス変えない冷血先輩にです。
 
キャ:マジで!?ゴキブリはショックだわ・・・そういやたしかにアースジェットかけられたりしたな・・・
 
城野:もう普通にゴキブリとして扱われてるじゃないですか。気づけよ。
 
キャ:おい!?あれ犯人じゃないか!?
 
城野:そ、そうですね!犯人っぽいですよあれ!
 
キャ:一旦壁に隠れるぞ!
 
城野:はい!
 
キャ:・・・・あの頬の傷。間違いない。あれが今回のマル被、大崎だ。しかも銃を携帯してやがる。アイツが今回の事件の犯人である可能性が俄然高くなったぞ。
 
城野:じゃあ早速行きましょう。
 
キャ:そう早まるな。さっきも言ったとおり今回の事件は複数の人間による犯行だ。もしかしたら仲間が隠れてるかもしれん。
こんな判断を瞬時にで来る俺・・・キャリスマだぜ!
 
城野:いい加減うぜえよクソが
 
キャ:ワオ!ストレートな悪口ワオ!・・・・・反省文5枚追加な?
 
城野:うぃーす
 
キャ:しゃあねえ、冷血に応援でも頼むか。
 
城野:え?単独行動なのに冷血先輩呼んで良いんですか?
 
キャ:あぁ。アイツは冷たいヤツだが意外と融通は利くんだ。
 
城野:そうなんですか・・・ってか先輩なんで携帯胸ポケットに入れてるんですか?取りにくいでしょう。
 
キャ:携帯をとるという何てことない行為でも苦労する。それが・・・キャリスマってヤツだろ?
 
城野:そういうのいいんで早く電話してください。
 
キャ:トホホ・・・
 
(プルルルル、プルルルル)
 
キャ:もしもし、冷血か?いや、死にたくないです。今な、連続婦女殺人事件の容疑者の大崎を発見した。いや、死にたくないです。
とにかく、大至急応援に駆けつけてくれ!いや、死にたくないです。とにかく、頼んだぞ!
 
(ピッ)
 
城野:この短時間でどんだけ「死ね」って言われてるんですか。
 
キャ:俺が悪いんじゃない。向こうの機嫌が悪かっただけだ。・・・・・多分。あ、犯人がこちらに向かってくるぞ。
 
城野:いよいよですね・・・・
 
キャ:おい・・・・絶対に死ぬんじゃねえぞ。
 
城野:先輩こそ・・・・・絶対に死んでくださいね。
 
キャ:・・・・・・え?い、今なんつった?
 
城野:だから、先輩絶対に死んでくださいね。
 
キャ:・・・・・あ、俺の聞き間違いじゃなかったんだ・・・この状態でそういう冗談やめてよマジで。
 
城野:冗談じゃなくて、マジです。
 
キャ:いや、冗談だろ。
 
城野:本当にマジです!マジで死んでください!お願いします!
 
キャ:え!?なにゆえ!?なにゆえにそんなこと言う!?キャリスマキャリスマうるさいから!?ナルシストでウザくて人望の欠片もないから!?
 
城野:・・・・・意外と自分を客観視できてるんですね・・・・でもそれは関係ないです。
 
キャ:じゃあなんで!?プライベートでは下着泥棒だから!?
 
城野:マジでゴキブリ以下ですね先輩。でもそれも違います。私ね、刑事ドラマにあこがれて刑事になったんですよ。だからです。
 
キャ:説明不足極まりないよ馬鹿な後輩めっ!もっと詳しく言ってくれない!?
 
城野:物分りのクソ悪いボケナス先輩のためにもう少し詳しく説明しますね。
 
キャ:おまえもう反省文広辞苑並みのページ数書け。
 
城野:うぃーす。でね、刑事ドラマの何に一番あこがれるって殉職シーンなんですよ。だから実際にそういうシーンにめぐり合いたいので先輩、殉職してください!
 
キャ:・・・・・じょ、冗談でしょ?
 
城野:いえ、私はマジです!本気と書いてマジです!
 
キャ:・・・・・冗談じゃないとしたらおまえは相当なバカという結論に落ち着くんだけど・・・それでも本気?
 
城野:ええ、本気です!
 
キャ:え、マジなの!?・・・コイツ超真面目な顔してやがるよ!ガチなタイプのバカじゃねえか!
 
城野:ええバカですよ!刑事ドラマバカですよ!!
 
犯人:おい!そこに居るのは誰だ!?
 
キャ:・・・え・・・?ヤバイ!犯人に気づかれた!おまえが大きな声出すから!もう!おバカな後輩のバカ!
 
城野:でも先輩だって大声出してたじゃないですか!
 
キャ:でもタイミング的に確実におまえの声でこっちに気づいてたからね!
 
城野:そんなの結果論でしょ!?
 
キャ:この世は結果がすべてなんだよ!過程なんてクソ喰らえ!
 
犯人:ごちゃごちゃうるせえ!(バーン!)
 
キャ:チッ・・・犯人が撃ってきやがった・・・しかもドンドンこっちに来てるぞオイ・・・・
 
城野:こうなったら・・・・先輩が先に行く!・・・だから、私はここで待ってる。
 
キャ:勝手に先輩をトップバッターに起用すんじゃねえ!そういうのは自分が先に行くときに言うもんだろーが!
 
城野:しょうがない・・・先輩!私が先に行く。おまえはここで待ってろ。・・・って私に言ってください。
 
キャ:一瞬お前を良いヤツだと思った俺に十六文キーック!ってかお前断固として自分から行こうとしないのな!
 
城野:俺こういう場初めてだし常識的に考えて先輩から行くのがセオリーでしょ。早く散って来い。
 
キャ:散ってくる前提で話し進めんな縁起でもねえ!でも先輩から行くのが普通って話には概ね同意だから行ってきまーす!
 
城野:いってら・・・
 
(バキューン!)
 
キャ:ぐはぁ!・・・・クッ・・・キャリスマの俺としたことが・・・情けねえぜ・・・
 
城野:マジで情けねえ!瞬殺だったわ!・・・でもこれで憧れの殉職シーンが出来る!やったー!
 
キャ:喜んでんじゃねえよ!キャリスマな先輩が死んじゃいそうなんだぞキャリスマな先輩が!
 
城野:・・・せ、せんぱーい。し、死なないで欲しいって言うか、あの、その
・・・・うん・・・・し、死んだら嫌だなぁー・・・し、死なないで・・・ほ、ほしいなー・・・
 
キャ:・・・・・本当にこれ待望のシーンなの!?ド下手糞すぎて笑いこみ上げてきたわ!
 
城野:・・・・なんか・・・思ったより面白くなかったっす。
 
キャ:人の死に際を面白がるなMs.不謹慎!
 
城野:もう飽きたので犯人追っかけます。あ、救急車は呼んでおきました。いい後輩をもてて幸せですね先輩は。・・・待てー!!犯人!
 
キャ:おまえが待てー!・・・・・マジで行きやがったアイツ頭おかしいだろ!
 
冷血:・・・・あれ?お前何してるの?
 
キャ:おぉ、冷血・・・・来てくれたのか・・・・実は俺、ついさっき犯人に銃で撃たれたんだよ・・・
 
冷血:おお、そっか。救急車は?
 
キャ:城野が呼んでくれたが、心臓付近を撃たれたからもうダメかもしれないな・・・
 
冷血:そっか。今までお疲れ。で、城野はどこ行った?
 
キャ:・・・・・いや、ちょっと待って。おかしいじゃん?
 
冷血:何が?
 
キャ:俺ら同期で長い付き合いじゃん?その同期の仲間が今死にそうじゃん?それなのに「今までお疲れ」で終わらせちゃうのは人間としてどうなの?
 
冷血:そうか、それもそうだな。今まで・・・・本当にお疲れ様でした!・・・で城野どこ?
 
キャ:丁寧に言うとかそういうことじゃなくて!もう!
一瞬お前にも暖かいところがあったんだなぁと思ってしまった自分に十六文キーック!今重症で瀕死の状態だけどキーック!追い討ちをかけるかの如く!
 
冷血:うるせえゴキブリだな。で、どうして欲しいのよ?
 
キャ:さらっと毒を吐くな!ってかもっと何か無いの!?
 
冷血:なにが?
 
キャ:だからたとえばさぁ、「キャリスマ死なないでー!」とか・・・
 
冷血:ない
 
キャ:そんなきっぱりと断言しなくたって良いじゃないか・・・・もう冷たいどころじゃねえよ・・・人間じゃねえよ・・・
 
冷血:んなこと言われたってないものはねえよ。
 
キャ:いや、普通さぁ・・・同期が殉職しそうになってたら心配しない?
 
冷血:・・・・どんな風に?
 
キャ:え?言わなきゃわからないのかよ・・・・だからさ、
「おい!おい!死ぬな!キャリスマァ!!・・・クソォ・・・・」
「もういい。俺のことはほっといて・・・行け」
「そんなことできるわけねえだろ!キャリスマな同期が死にそうなのにほっとけるわけねえだろ!」
「いいから!お前刑事だろ!」
「そんなこと言ったって・・・・キャリスマなお前が・・・」
「確かに俺はキャリスマだ。でもな、お前だって頑張れば俺のようなキャリスマになれるさ!だから・・・」
 
(バーン!)
 
キャ:威嚇射撃するな!今その音トラウマなんだよ!
 
冷血:だってキャリスマキャリスマうっさかったんだもん。ってかウザイ
 
キャ:え!?何!?最近の警察はウザかったら発砲するんですか!?
 
冷血:お前も警察だろ。もう行くな?で、城野どこ行ったの?
 
キャ:いや、ちょっと待って!人にどうやれば良いのか散々やらせといてやらないのかよ!
 
冷血:あんなウザイやり取りやらせるなよ。
 
キャ:死に際ぐらいいうこと聞いてくれたっていいじゃない!もう!
 
冷血:・・・チッ・・・わかったよ・・・死なないでー。これでいいだろ。行くぞ。
 
キャ:あっさりしすぎだろ!ってかさ、同期が死んだら悲しいとか思わない?
 
冷血:「あーあ」とは思うけど
 
キャ:それだけ!?軽っ!
 
冷血:あ!あと、葬式参加したことないから緊張する!
 
キャ:そういうことじゃなくて!ってか葬式のこととかまだ考えないで!死ぬの確定じゃないから!
ってかさ、これマナーよ?刑事の作法。ね?だからちゃんとやろう?「死んじゃダメだ!」みたいなやりとりをさぁ。
 
冷血:わかったよ・・・・おい!大丈夫かキャリスマ!死ぬな!絶対に死んじゃダメだ!
 
キャ:クソゥ・・・キャリスマな俺でも、今回だけはダメかもしれない・・・
 
冷血:・・・・・・もう終わって良い?
 
キャ:そういう聞き方やめて!後まだ早いから!
 
冷血:わかったよ・・・死ぬな!死ぬんじゃないキャリスマ!
 
キャ:もう俺はダメだ・・・俺のことはほうっておいて・・・行け
 
冷血:わかった。・・・もう行くよ。
 
キャ:本当に行っちゃダメだよ!?
 
冷血:でも今行けって言ったじゃん!
 
キャ:言ったけども!そうじゃなくてさっきも言ったじゃん!
「俺のことなんてほっといて・・・行け!」
「そんなこと出来るか!キャリスマな同期が死にそうなんだぞ!」
「ああ、確かに俺はキャリスマだ!だがお前だって・・・いずれ俺みたいなキャリスマになれるさ!」
「俺に・・・俺ごときに・・・お前みたいなキャリスマになれるわけねえだろ!」
みたいなさぁ・・・
 
(プシュー)
 
キャ:アースジェットやめろ!うわ痛っ!目ぇ痛っ!ってか何で持参してんの!?
 
冷血:お前に会うときはいつも持参してるよ。
 
キャ:俺どんだけ嫌われてんだよ!もういいです!わかりました!どうぞ勝手に行ってください!
 
冷血:・・・・・・・・・・・
 
キャ:やっぱり本当にいく気はないんだよな。キャリスマな俺は全部わかってたんだ。
 
冷血:いや、本当に行く気だったけどさ・・・・・あれ?・・・・・・・お前さ・・・血ぃ出てなくね?
 
キャ:え?・・・・確かに・・・え?でも撃たれたぜ?この心臓に近い部分を撃たれ・・・・ま、まさか・・・!
 
(キャリスマ、携帯を取り出すと、銃弾がはまっている)
 
キャ:あ・・・やったー!俺死んでなかったー!
 
冷血:じゃあもう行っていい?
 
キャ:・・・何その淡白な反応?俺が死んでなくて嬉しいとか思わないの?
 
冷血:「あーあ」とは思いますよ。
 
キャ:思うなよ!
 
冷血:ってか救急車呼ぶ前に気づけよ。これで人が倒れてなかったら俺ら怒られるじゃん。お前さ・・・撃たれろ。
 
キャ:はぁ!?何言ってんの!?まず撃たれるって誰に!?
 
冷血:うーん・・・じゃあ俺が撃つわ。
 
キャ:え!?なんで!?
 
冷血:だってさ、急いでこっちに来てる救急隊員に申し訳ないと思わない?
 
キャ:微塵もおもわねえよ!無駄に仕事増やすほうが申し訳ねえよ!
 
冷血:とにかく・・・俺はお前を撃つ!
 
キャ:何その決心!
 
冷血:あ。あと城野どこ行った?
 
キャ:お前マイペースに話し進めすぎだろ!どこ行ったかなんてしらねえよ!
 
冷血:じゃあ撃つな。5・・・・4・・・・
 
キャ:いやいやいや!やめてそのカウントダウン!
 
冷血:3・・・・2・・・・
 
キャ:・・・・・なんか目がマジなんだけど何お前!
 
冷血:1・・・・0
 
(バーン)
 
キャ:グハァ!・・・・・マ・・・マジ・・・・で・・・・撃つ・・・・・や・・・つ・・・・が・・・ある・・・か・・・・
 
(バタッ)
 
冷血:悪いな。この連続婦女殺人事件。俺も共犯者の一人なんだ。
 
(プルルルル プルルルル)
 
冷血:もしもし?大崎か?俺だ。こちらに来た刑事を一人始末した。
あともう一人城野って刑事が居るので見つけ次第始末する。居場所は残念ながら聞き出せなかった。すまない。

 

〜採点結果〜

最高 最低 標準偏差 お気に入り 採点人数 平均
84 24 16.84
★★★★
9名 63.44



〜詳細〜


★=お気に入り
100  
   
   
90  
   
  84★(田んぼマン W伊賀忍者 伊野波雅彦)
80  
   
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70 70★(FAN)・70(哲夫)
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  65★(山下)
60  
   
   
50  
  46(ザブマリン)
   
40  
   
   
30  
   
  24(きょくにゃん)
20  
   
   
10  
   
   
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