第七女子会

ラジオ/第七ラジオ放送中!



ピ、ピ、ピ、ピーン!
 
(♪一条さん〜♪ みんなをまとめるリーダーさ〜♪ 二階さん〜♪ マニアックな娘さん〜♪ 三田さん〜♪ とってもクールで不思議な子〜♪ ……)
 
一条「……というわけで、始まりました。Drc2放送、第七ラジオ。パーソナリティを務めさせていただきます、第七女子会の一条春香です」
 
二階「第七女子会の二階小梅っすよー」
 
一条「えーと、オープニングで流れました曲はですね、来月発売予定の『第七女子会のうた』という曲で……ええ、第七女子会のメンバーが歌っています曲です……」
 
二階「いやあ、自分たちで言うのもアレっすけど、ダサい歌っすよね」
 
一条「ホントよ! なんであんな悪ノリ曲をあたしらが歌わなきゃいけないわけ!?」
 
二階「まあまあ。ウチの事務所は、零細っすから。実質唯一の稼ぎ口であるウチらに来た仕事は、断れないんすよね〜」
 
一条「……あたしはね、ああいうふぬけた歌を歌うためにこの世界に入ったんじゃないのよ?」
 
二階「この世界に入ったからには、ああいう仕事も引き受ける覚悟が無きゃ駄目っすよ」
 
一条「はあー、なんか最近は、やることなすこと裏目裏目なのよね……。あたし、この世界に向いてないのかしら?」
 
二階「なに言ってるんすか。例えばこのラジオ番組っすけど……もし一条ちゃん以外がメインパーソナリティを務めたりしたら、どうなると思うっすか?」
 
一条「……二階ちゃんなら、進行そっちのけで漫画の話してそうね」
 
二階「そっす」
 
一条「五島さんも……進行そっちのけで可愛い女の子のことばっか話してそう」
 
二階「そっすよ」
 
一条「三田さんに至っては、無言ばっかな放送になりそう……」
 
二階「そっすよ。だからそういう致命的なまでに進行の下手なウチらよりも、一っちゃんはよっぽど……」
 
一条「でも四谷さんはそういう脱線も無く、しっかり進行しそう……」
 
二階「……」
 
一条「四谷さんがさ……いちばんMC向きよね、うん。明るくて姉御肌で、みんなから慕われてるし……。ボケれるしツッコミできるし、ルックスも悪くない……あれ? あたしって、名ばかりリーダー……?」
 
二階「い、一っちゃんが本格的にダウナーに落ち込む前に、最初のコーナー行くっすよ〜! コーナータイトル、DON!」
 
一条「あたしなんか、ひんそーでひんにゅーでちんちくりんで……穴掘って埋まってるわ〜!」
 
二階「くっ……一っちゃんがひんにゅーなら、ウチは何なんすか!? というか穴掘って埋まられたら、さすがにパーソナリティとしてまずいっす!?」
 


【ふつおた】
 
二階「いろいろあったけど、ここからは三ちゃんが合流するっすよ。『ふつおた』のコーナー!」
 
三田「……このコーナーでは、リスナーから届いた、いわゆる『普通のお便り』を読んで、いろいろトークをする」
 
二階「うん、そうなんすよ一っちゃ……間違えた、三ちゃん」
 
三田「……二階。どうして私が、一条の分の台詞を読まされてる?」
 
二階「一っちゃんが穴掘って埋まっちゃったからっすよ」
 
三田「………………」
 
二階「さぁ、三ちゃん! ラジオでは10秒間無言が続くと放送事故扱いっすよ!? 早速最初のふつおたに参りましょうっす!」
 
三田「……では、記念すべき『第七ラジオ』最初の投稿。神奈川県在住の、ラジオネーム・『アユの塩焼き』さん」
 
二階「よだれが出てくるラジオネームっすね」
 
三田「『第七女子会のみなさん、こんちわわー!』。はい、こんちわわー」
 
二階「なんすかそれ!? 番組定番の挨拶みたいに言ってるっすけど、第1回放送っすよねコレ!?」
 
三田「『よくお笑いユニットの方結成秘話があったりしますよね。第七女子会のみなさんは、結成秘話なんかあったりするんですか?』」
 
二階「あー、結成秘話っすかあ」
 
三田「……元々私たちは、小劇団に所属していた」
 
二階「あー、そうっすよね」
 
三田「……『劇団ごにん』という劇団に」
 
二階「いや、そんな川島省吾っぽい劇団じゃなかったっすけど。ええと、『劇団小宇宙(コスモ)』という劇団っすよ。今は名前を変えて活動してるらしいんすけど」
 
三田「……今思い出すと、中二丸出しのネーミング。ぷ」
 
二階「まぁ、そうっすね。で、ある時一っちゃんが劇団小宇宙の団長と口論になっちゃって」
 
三田「……きのこの山ときこりの切り株で、どちらが美味しいかという」
 
二階「あぁ、それは口論になるっす……ていうか、なんでたけのこの里じゃなくて、マイナーなきこりの切り株っすか!?」
 
三田「たけのこの里の美味しさは……きのこの山とかとは比べ物にならないほど。あれは別格」
 
二階「聞き捨てならないっすよ!? ……と、ま、まあ……口論の末、一っちゃんは劇団小宇宙を退団することになったんすねえ」
 
三田「あらあら。……一体一条はどうなってしまうのか」
 
二階「三ちゃんは知ってるっしょ。で、まぁ、一っちゃんはこのとき、別の劇団に移籍するっていう選択肢もあったんすけど……その選択肢は選ばなかったんす」
 
三田「……なるほど。それで舞台上から姿を消し、現在は田舎の新潟で温泉宿の若女将をしている、と」
 
二階「誰の『あの人は今!?』っすか? まぁ、実際には一っちゃんは芸人の道を選んだんすね。芸能プロダクションに所属することに」
 
三田「……よしもとに」
 
二階「よしもとだと思った? 残念、396(みくろ)プロダクションっすよ!」
 
三田「……?」
 
二階「ははっ。自分の所属してるプロダクションの名前を知らないとは言わせないっすよ?」
 
三田「……396(さんびゃくきゅうじゅうろく)プロダクションじゃないの……?」
 
二階「マジボケっすか!? あれ、ミクロ、って読むんすよ!?」
 
三田「……そうだったんだ……」
 
二階「恐ろしいっすわー、この子。で、まぁ、当初一っちゃんはピン芸人でやってくつもりでいたらしいんすけど、」
 
三田「……陣内智則かっ」
 
二階「なんで数いるピン芸人の中からわざわざ陣内さんを取り出してツッコミしたのか分かんないんすけど」
 
三田「ツッコミするから」
 
二階「ツッコミするピン芸人くらい、けっこういるんすけど……」
 
三田「で、この結成秘話、私たちはいつになったら出てくる?」
 
二階「今がちょうど出てくるタイミングっすよ! 一っちゃんが退団届けを提出した日に、ウチ、三ちゃん、四っちゃん、五っちゃん、歌ちゃん、寛ちの6人も退団届けを提出したんす。このメンバーは皆、一っちゃんを慕って劇団入りしたメンバーだったっすから、一っちゃんのいない劇団になんて、何の魅力も無かったんすね」
 
三田「……で、抜けたメンバーでユニットを結成、と」
 
二階「そっす。まぁ、歌ちゃんは『芸人だなんて野蛮ですわ』、寛ちは『いやいや。寛子、芸人とかありえないしぃ』ということでそれぞれOLとSEに就職したんすね。ま、その後もバックメンバーとして七女を支えてくれて……近頃は“XENOGLOSSIA”として、また表舞台に立ってるんす」
 
三田「……最近は七女より目立ってるXENOなんて、(ガシャン)ねばいいのに」
 
二階「おっと、筆入れ落としちゃって一部聞き取れなかったっすけど、お時間の都合で聞き直さないまま『ふつおた』のコーナーおしまいっす。CMの後も、まだまだ七女!」
 


〜CM(MF文庫J、比嘉智康さんの「ギャルゴ!!!!!」がおもしろい!)〜
 


【第七女子会の人生相談室!】
 
五島「パーソナリティ変わりまして、五島冬馬です」
 
四谷「四谷千秋だ」
 
五島「さて、えーとこのコーナーは、我々七女が、リスナーから寄せられる様々な人生相談に応えていく……というコーナーなわけなんですが」
 
四谷「おう」
 
五島「お便りを読む前に、先ほど一条さんから人生相談をされてしまいました」
 
四谷「……ラジオ収録中に人生に迷うなよ……」
 
五島「ちなみに『あたし、もし引退するなら、ケーキ屋さん開こうと思うのよ……』とか言ってました」
 
四谷「ウジウジとめんどくせえ女だなー」
 
五島「まあまあ。人は時として、実にしょうもないことで迷ってしまったりするものです。一条さんくらい心の強い方なら、きっとすぐに気力を取り戻しますよ」
 
四谷「だといいがね」
 
五島「では、お便り参りましょう。福岡県在住の、ラジオネーム・も歩けば棒に当たるさんからのお便りです」
 
四谷「犬はどこだ!?」
 
五島「『第七女子会のみなさん、こんちわわ』。はい、こんちわわ〜」
 
四谷「それ、二階も言ってたけど、あくまで定番挨拶みたいに処理すんのな。つーか七女にチワワ関係ねーし」
 
五島「『私はニンジンが嫌いです』」
 
四谷「このリスナー、おいくつだ?」
 
五島「『ですがちゃんと食べないとママに叱られてしまいます』」
 
四谷「小学生くらい……なのかな?」
 
五島「『またこの前は、会社の同僚にも、しっかり野菜も食べないと大きくなれないぜ、と笑われてしまいました』」
 
四谷「社会人!?」
 
五島「『どうすれば僕はニンジンが食べられるようになりますか? 教えろや』というお便りですねー」
 
四谷「なんで最後ちょっと上から目線になったし!?」
 
五島「というわけで……ニンジン、ですか。いかがでしょう、四谷さん?」
 
四谷「あぁ、まぁ、苦手なヤツも多いだろうなあ。あたしなら、少量を細かく刻んでオムライスの中にこっそり紛れ込ませて、そんでそれ食わして慣れさすけどな」
 
五島「現実的解決ですね」
 
四谷「リアルでニンジン嫌いなおこちゃま舌の持ち主っすー、なやつを知ってるんでね」
 
五島「なるほど。さすがはみんなのお母さん」
 
四谷「誰がみんなのお母さんか。むしろ最年少だろが。……お前はどうしたらいいと思う? ニンジン」
 
五島「私ですか? そうですね……ニンジンを食べるときに、愛する人を思い浮かべる、というのはどうでしょう?」
 
四谷「……は?」
 
五島「ですからですね。……私は四谷さんのことが大好きです」
 
四谷「やめろ気色わりぃ」
 
五島「ふふふ。人を想う心は、やめろと言われてやめられるものではありませんよ」
 
四谷「……で? その想い人ってのが、ニンジンにどう繋がるんだ?」
 
五島「あぁ、そうですね。これは別にニンジンに限ったことでは無いのですが……嫌いな野菜に対して、自らの想い人を思い浮かべます」
 
四谷「ほう」
 
五島「食べたくなったでしょう?」
 
四谷「……カニバリズム?」
 
五島「先ほども言った通り、私は四谷さんのことが大好きです」
 
四谷「やめっての」
 
五島「そんな私がニンジンを見つめながら四谷さんのことを思い浮かべていると……だんだんとニンジンが四谷さんに見えてくるわけです」
 
四谷「はあ」
 
五島「あぁ、一口サイズのちまっこい四谷しゃん……♪」
 
四谷「身長174の女つかまえて、ちまっこい言われるとは思わなかったぜ」
 
五島「まずはそっと……四谷さんを両の手でやさしく持ち上げます」
 
四谷「……ニンジンだよな?」
 
五島「そっと口元に寄せた四谷さんに……まずは口づけをします」
 
四谷「ニンジンだよな?」
 
五島「そしてそれから、四谷さんの味をじっくり堪能しつつ、表面を嘗めまわします」
 
四谷「ニンジンだよな!?」
 
五島「だんだんと息が上がってきたら、」
 
四谷「ニンジン食ってるんだよな!?」
 
五島「四谷さんを舌の上に乗せ、」
 
四谷「ニンジンを乗せてるんだよな!?」
 
五島「……あぁ! 駄目! 食べちゃいたいくらいいとおしいですけれど、本当に食べてしまえば四谷さんがいなくなってしまいますぅぅぅ!」
 
四谷「あたしはいなくならねえよ!? ニンジンどこいったんだおらーー!」
 
五島「……すいません……力不足で。私では、ニンジンを食べさせることは不可能なようです……」
 
四谷「力不足ってか、力込めすぎだったような気もすっけどな。ま、アレだ。ニンジンったって、ちゃんと火ぃ通してやりゃあ甘くなる。だからちゃんと美味しく調理して、さっきも言ったように細かく刻んで、自分の好きなモンと混ぜりゃあ……ま、苦手克服できんだろ」
 
五島「以上、みんなのお母さんからのアドバイスでした」
 
四谷「未婚女性つかまえてお母さんて」
 
五島「以上、人生相談のコーナーでした。ではでは」
 


【エンディング】
 
一条「深い淀みの底から這い上がって来たわ……一条春香よ。……さあて、エンディングのお時間で〜す……って早っ!?」
 
四谷「あんまり長い事だらだらやってても、聴いてくれねえだろってことで……この番組は5分間で構成されているぜ」
 
一条「たまごっちか!?」
 
四谷「はっはっは。まあ、アレだ。そんな短い時間だからこそ、きちっとみんなをまとめて引っ張ってってくれるリーダーが必要なんだろ。あたしだってボケる時はボケるぜ? ちゃんと真面目に番組のこと考えてるやつが1人はいないと、な?」
 
一条「……ん? あ、もしかして四谷さん慰めてくれてんの?」
 
四谷「サラッと流せよ! そうかなと思っても、確認すんなよ恥ずかしいな!」
 
一条「まあ、そんなわけで短い番組ですが、これからも第七ラジオをよろしくお願いしま〜す。ふつおた及び人生相談のコーナーではお便りも募集しているので、じゃんじゃん投稿して来てくださいね。メールアドレスは、第七ラジオ、アットマーク、(ザザ、ザザーーー ※電波が乱れる)シーオー、ドット、ジェーピーまでお送りくださーい。お待ちしてまーす」
 
四谷「というわけで今週の放送は以上なわけだが……一条、何か言い残したことあるか?」
 
一条「今回あたし、第1回目放送なのにオープニングとエンディングにしか出演してない!」
 
四谷「そりゃ、おめえのせいだろ!」
 
(♪ ♪ ♪)※エンディングテーマ
 




アナウンサー「……ええ、はい。失礼致しました。何者かの手によって、当ラジオ局の電波が不正にジャックされていた模様です。当局では、引き続き今回の電波ジャックの犯人を追いかける方針です。……では、道路交通情報に参りましょう。日本道路交通情報センターの村瀬さん、お願いします……」


 

〜採点結果〜

最高 最低 標準偏差 お気に入り 採点人数 平均
60 17 15.14
★★★
10名 40.60



〜詳細〜


★=お気に入り
100  
   
   
90  
   
   
80  
   
   
70  
   
   
60 60(ジンガー)・60(哲夫)
  58★(秦エフラム)
   
50  
  49★(六升)
  42(ザブマリン)
40 40★(山下)
   
   
30 30(FAN)
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  23(kenzip)
20  
  17(きょくにゃん)
   
10  
   
   
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