ステレオミサイル
漫才/ニュアンス
高部:どうも、ステレオミサイルです
辻添:よろしくお願いします
いきなりだがニュアンスってのはその物を忠実に表わしてると思うんだよ
高部:具体的にどういうことですか?
辻添:例えば地理とか世界情勢に疎い人に「飯能とバグダッドではどちらが危ないと思いますか?」と聞いても分かると思うんだよ
高部:あぁ〜確かに。飯能は平穏な感じがして、バグダッドはなんか落ち着かない感じがしますもんね
辻添:そうだろ
高部:それでいえば音楽に疎い人に「東京フィルハーモニー交響楽団とドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団では
どちらが危ないと思いますか?」と聞いても分かると思うんですよ
辻添:違う
高部:えっ
辻添:比べる対象が似すぎてんだよ
高部:そうなるとどちらも危なくなりますもんね
辻添:元々どっちも危なくないんだけどな
高部:強いて言うならどちらが危ないですか?
辻添:あー、ニュアンス的にドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団かな
高部:じゃあ「広島東洋カープとドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団ではどちらが危ないと思いますか?」と聞いても
辻添:違う
高部:えっ
辻添:元々どっちも危なくない
高部:強いて言うならどちらが危ないですか?
辻添:あー、ニュアンス的にドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団かな
高部:じゃあ「山口組とドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団ではどちらが危ないと思いますか?」と聞いても
辻添:片方は確実に危なくねえよ、もう片方に関しては諸事情で何も言いたくねえよ
高部:強いて言うならどちらが危ないですか?
辻添:あー、これに関しては答えたくないな
高部:じゃあ「ドレスデン・山口組とドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団ではどちらが危ないと思いますか?」
辻添:何山口組パワーアップさせてんだよ、それだとしてもフィルハーモニー管弦楽団が危なくないからおかしいんだよ
高部:じゃあ「ドレスデン・山口久美とドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団ではどちらが危ないと思いますか?」
辻添:だから元から危なくないだろ、なんかクルム伊達公子みたいなの出てきたしさ
高部:ドレスデン・山口久美は魔法少女です
辻添:え?そういうアニメかなんかあるの?
高部:ないです。じゃあ「バビロンボンバーとパンナコッタセラピーでは
どちらが敵キャラの使う技でどちらが魔法少女の使う技でしょう?」と聞いても分かると思うんですよ
辻添:多分ドレスデン・山口久美が使うのがパンナコッタセラピーだろ
高部:そうですよ、凄く強いんですよ
辻添:でも実際にはないんだろ?
高部:ないです、それで魔法少女はもう一人いるんですよ
辻添:お前の脳内の話なのに?
高部:はい、じゃあ君に聞きます
「君の目の前に知らない女性が2人います。名前は、弥勒院小町と山田視観(みるみる)です
片方は神社の家系の娘兼魔法少女で、片方は母親が元ヤクルトレディです。神社の家系の娘兼魔法少女はどちらだと思いますか?」
辻添:みるみるっていうDQNネーム出ちゃってるからなぁ、どう考えたって弥勒院小町だろ
高部:残念!正解はみるみるでした
辻添:おかしくね?たとえみるみるが神社の家系の娘兼魔法少女だとしても、弥勒院小町の母親が元ヤクルトレディなのは釈然としないぞ
高部:何言ってるんですか?母親が元ヤクルトレディなのもみるみるです
辻添:え?え?
高部:僕は「片方は神社の家系の娘兼魔法少女で、片方は母親が元ヤクルトレディ」と言いましたが、「もう片方は〜」とは言ってません
『神社の娘兼魔法少女じゃない=母親が元ヤクルトレディ』とは限りません。条件が2つとも1人に当て嵌まることもあるんです
みるみるの父親は代々神社の家系ですが、そこに元ヤクルトレディは嫁がないとでも思いましたか?
辻添:そういうパターンもあるのか、でもお前の脳内の話だろ?
高部:そうです
辻添:じゃあ弥勒院小町って誰なんだよ?
高部:そんなの実在しませんよ、何言ってるんですか?
辻添:ドレスデン・山口久美もみるみるも実在しないだろ!
高部:それで二人の魔法少女は日々悪者と戦ってるんですよ
「久美、みるみる大変よ!街に怪物が現れたわ!」
辻添:それ誰のセリフ?
高部:クルム伊達公子
辻添:テニスプレーヤーだぞ?なんでその二人と関わりあるんだよ
高部:二人は平和の為に街へメカに乗って出動します
辻添:魔法少女なのにメカで行くのかよ
高部:ここで君に聞きます
「ダガジグダガジグと楠田枝里子ではどちらがメカだと思いますか?」
辻添:これは絶対ダガジグダガジグだろ
高部:残念!正解は楠田枝里子でした
辻添:おかしいだろ、ニュアンス的にダガジグダガジグの方がメカっぽいだろ
高部:ダガジグダガジグは実在する競走馬ですよ!
辻添:それ実在すんの!?
高部:実在する競走馬をメカ扱いだなんて、君はダガジグダガジグに謝ってください
辻添:お前は楠田枝里子に謝れよ!実在するしこっちは人間なんだよ!
高部:そして二人を乗せた楠田枝里子がチョコレートを燃料に時速120km/hで走っていると
辻添:マジでメカみたいだ!チョコレート好きだけどそこまでの力出せないだろ!
高部:街に到着しました。しかし辺りは大混乱、破壊される街、暴れる怪物、逃げ惑うドレスデン・山口組
辻添:そりゃドレスデン・山口組だって逃げ惑うよ、だって怪物相手だもの
高部:「そこの怪物、暴れるのはやめなさい!」
「飯能をあなたの好きにはさせないL・カゼイ・シロタ株!」
辻添:舞台飯能だったのかよ。しかもその語尾は何だよ、みるみるは脳をヤクルト漬けにされたのかよ
高部:あ、L・カゼイ・シロタ株の方が久美のセリフです
辻添:えええーーー!?ヤクルトレディの娘じゃない方なの!?
高部:さぁ、ここで魔法少女の変身シーン
辻添:よくあるやつだな
高部:変身シーンは服が脱げたりしてちょっとエロいので、東京フィルハーモニー交響楽団の映像で隠しながら
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏をバックにお送りします
辻添:統一しろよ、何だその製作スタッフの反抗期は
高部:二人はテニスウェア姿になりました
辻添:機能性しか意識してねえよ、完全にクルムのせいだ
高部:二人の前に立ちはだかるは悪しき心の集合体、弥勒院小町!
辻添:えええーーー!?実在しないんじゃなかったのか?
高部:人々の悪しき心が集まりできてしまった、本来はこの世にあらざる者である
見た目に騙されてはいけない、パッと見は巫女服の美少女であっても!
辻添:紛らわしいぞ、みるみるが既に神社の娘だろうが
高部:弥勒院小町が攻撃してきた
「喰らうがいいわ、バビロンボンバー!」
なんか凄い波動砲が出てきた
辻添:あ、序盤の方で言ってたあの技だ
高部:「こ、これは避けられない!」
「え、L・カゼイ・シロタ株!」
辻添:久美それしか言うことないのか
高部:ボガーン!
「・・・え?無傷?」
「そのテニスウェアが普通のテニスウェアじゃないからよ」
「クルム・L・カゼイ・シロタ株!?」
辻添:語尾のせいで変な乳酸菌できてるぞ
高部:「そのテニスウェアには幻の島、広島にしか生息していない広島東洋カープの生き血が流れてるのよ」
「あの広島東洋カープの!?」
辻添:広島は幻の島じゃねえよ!しかも飯能と陸続きだからな!
高部:「あなたたちは無敵よ、全力で怪物を倒しなさい!」
「ありがとう広島東洋カープ、今年こそは広島東洋カープ!」
辻添:なんか広島東洋カープが伝説の鯉みたいな扱いになってんだけど
高部:久美とみるみるの反撃
「みるみる、二人の力を合わせて技を出すL・カゼイ・シロタ株!」
「久美、行くわよ!」
「「パンナコッタセラピー(L・カゼイ・シロタ株)!」」
辻添:やっと魔法少女らしさが出てきたな
高部:「うわあああ!!」
攻撃を受けた弥勒院小町は、自らの左腕を引き千切って左膝に移殖します
辻添:恐っ!技の内容が魔法少女にあるまじきグロさだよ!
高部:「ぐああああ!!」
その左腕は自らの心臓を引きちぎり、弥勒院小町を死に追いやります
辻添:死に方がまずいよ!モザイクとかいっぱいかかっちゃうよ!
高部:そのときはドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の映像で隠しながら東京フィルハーモニー交響楽団の演奏をバックにお送りします
辻添:また製作スタッフの反抗期かよ、しかも変身シーンと逆の仕様にしてるし
高部:「やったわ!弥勒院小町を倒したわ!」
「いつものことでしょL・カゼイ・シロタ株」
「うん」
二人の戦いはまだまだ続く
辻添:久美喜べよ、ドライすぎるよ
高部:次回予告、街に平穏が戻ってきたと思いきや今度はダガジグダガジグが大暴れ!
辻添:あ、濁点だらけの競走馬だ
高部:さすが競走馬、力がハンパない。でもどうせパンナコッタセラピーで倒すけどね!
辻添:言っていいの?堂々とグロ技宣言してるけど
高部:次回『この馬肉うめえwww』
辻添:食ったな、この二人食ったな
高部:来週も『ふたりはバグダッド!』を見てね!
辻添:こんなタイトルだからあんなグロい技使うのかよ、もういいぜ
二人:どうもありがとうございました
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71★(kenzip)・75★(ステーヴンV世) | |
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60 | |
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52(きょくにゃん) | |
50 | |
43(ジンガー) | |
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35★(ザブマリン) | |
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